タイムライン防災検討現地調査 第1回

庄内川流域で河川に囲まれた水害常襲地帯である西味鋺地区を視察

  • 平成23年9月の台風15号による豪雨時、庄内川が越水寸前となり、避難勧告から避難指示に発令が変わり、避難所の変更を余儀なくされた。
  • 庄内川の堤防が決壊した場合、避難所である小学校の体育館はほぼ水没する。
  • 指定避難所だけでなく、万一のことを考えて、町内に一時的に身を寄せる一時避難所の選定を急ぐ必要がある。
  • 庄内川の河道への負担を軽減するために、新川への排水を優先させた河道の付け替えが頻繁に行われた。
  • 新川への負担が増大し、東海豪雨のときに、新川の堤防が決壊した大きな要因であると指摘する声もある。

 


tl-nishiajima1-9東海豪雨時の洗堰

庄内川より洗堰を越えて新川へ水が流入した。

(写真:国土交通省撮影)

視察した地点

西味鋺小学校

西味鋺学区の指定避難所となっている。

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新地蔵川左岸堤防

戦後掘削された新しい排水路。左岸(西味鋺町内)が右岸よりやや低かったが、激特事業によりかさ上げされた。

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生棚川より新地蔵川への水門

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洗堰緑地公園

遊水地としての機能も兼ねている。

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東海豪雨後、嵩上げ改修された洗堰

嵩上げで新川への流入量は270m3/s→70m3/sに減少した。

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洗堰のライブカメラ

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洗堰の解説看板

洗堰は江戸天明期に建設された。

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